鉄道模型の駅舎は本物を参考にして自作するのがリアルな質感を持たせるコツ
鉄道模型は様々なストラクチャーが販売されていますが、中でも駅舎は真っ先に購入される製品と言っても過言ではありません。線路沿いに駅舎を置くだけで車両の発車や停車に大きな意味を持たせることができます。鉄道模型メーカーもストラクチャーの駅舎を販売していますが、必ずしもすべての愛好家が満足しているとは言い切れません。ストラクチャーの駅舎はローカル線の小規模な物か、線路に挟まれた位置にあるホームへ移動する橋上型、そして都心部にある規模が大きい物とデザインが画一的という欠点があります。
駅舎は模型車両の走行にリアルな感じを持たせる効果がもっとも高いと言えるストラクチャーなので、デザインにはこだわりを持つことが重要と言っても過言ではありません。
市販品の駅舎に満足できないなら自作するのが最善の対処法です。その際は最寄り駅を参考にするのが良い方法と言えます。同じ路線でも駅舎はそれぞれデザインが異なるので参考にする際はどの駅舎を選ぶか迷ってしまうほどです。模型化されていないデザインの駅舎なら他との差別化を図ることも難しくありません。自作の際はボール紙やプラスチック板を使うのが一般的ですが、ストラクチャーを改造するのもひとつの方法です。屋根や壁を塗り直す簡単な作業に限らず、部屋の増設や電飾看板の取り付けなど複雑な作業も不可能ではありません。
街並みに合わせたデザインにする他、敢えてミスマッチなデザインに仕上げてインパクトを強くする楽しみ方もあります。
本物の駅舎を再現するには建物の色合いにも気を配ることが大切です。特に古い建物は汚し塗装によって経年劣化を表現することが重要なポイントになります。
塗装による傷みの表現は容易ではありませんが、リアルな質感を表現できるようになれば工作スキルは大きく向上したと言えるでしょう。