鉄道模型にインレタを上手に貼付する
鉄道模型は実際の鉄道車両をそのまま縮小したような、精密な作りが魅力です。ただ形状や色は再現できても、車両側面に記載されている注意書きや会社のロゴなどまではカバーできていない場合が多いです。それをカバーするためのものがインレタで、薄いシールのようになっているものを自分で貼付します。
シート状の台紙ごと鉄道模型に乗せて、裏から圧力をかけると文字やマークが書かれている部分だけが鉄道模型側に貼付されるという形です。
インレタは元になっている鉄道車両に忠実なものが市販されていたり、デザインデータを使用したオリジナル品など色々な形があります。いずれもよほど大きなマークでない限り、複数が1枚のシートにまとめて印刷されています。そのため貼付をする際にはまずカットをする必要があります。
1枚シートのままピンポイントで圧力をかける方法も不可能ではありませんが、少しの手違いで別のところに貼り付いてしまう恐れがあるので止めておいた方が良いです。また文字やマークだけでなく一緒にカットされた透明な枠部分もまとめて貼付することになるので、それが目立たないようにカットはなるべくきれいに行いましょう。
カットしたインレタは非常に小さいので、マスキングテープに貼付をしたりピンセットを使うなどで位置決めをしましょう。そして実際に貼る場所が決まったら、作業の際にズレないようにテープで仮止めをします。
実際に圧力をかける方法は特に決まってはいないので、爪でも可能です。ただしっかり確認しながら進めていった方が良いため、先が細く適度に柔らかい爪楊枝が望ましいです。そうして貼付をした後は、コーティング塗装をすると枠が目立ち剥がれてしまうことを予防できます。